オンラインサロンとプロダクトアウト・マーケットイン

2020年4月30日

テレビでは「ロックダウン」「オーバーシュート」「クラスター」等のお爺ちゃん・お婆ちゃんがわからないだろう言葉を連発して、伝える気があるのか!?って放送を繰り返してる中「濃厚接触」だけは変わらず使っているので、よっぽど気に入ってるんだろうなぁと思ってるMasakiです。

最近は、色々な方が事業の継続で頭を悩ませているようです。
多くは新型コロナウイルスの影響とのことです。
飲食業とエンタメ系の方は、実際に仕事ができない状況で、尚且つ先が見えない状態。

そんな中、私も色々な話を聞く機会があるのですが、その中で最近よく聞くのが「『オンラインサロン』をやった方が良いのかな!?」といった声。
「ファン・コミュニティ作り」「ブランド化」等の意図があるようですが、それ以上に「サブスクリプション・モデル」に魅力があるようです。
月額課金制で安定した副収入を得て、尚且つコミュニティ作りができる。

オンラインサロンに限らず、サブスクリプションに魅力を感じてる人が多く、「起業したいんだけど、サブスクリプションでやりたい」って声も聴きます。
うん、売り上げリスクを減らしたいのはわかるけど、無名の実績の無い人のサブスクを購入する客のリスクはどうするのかな。……といったところで話が止まります。
「受賞経験のある有名ソムリエの選んだワインを毎月お届け」と
「ワインが好きで起業したフレッシュな会社がワインを毎月お届け」では
どう感じるかなと。

NetFlixやhuluですら無料期間があって試用できるのに、無名の人や企業だと苦戦するだろうなと思います。
既存のファンやフォロワーの有無で大きく変わってくると思いますが、「ブランディング」を優先した人と「クロージング」を優先した人の違いが大きくなってきてるようです。

とはいえ、個人でも作成可能なオンラインサロンは魅力のようです。

ちなみに私はキングコング西野さんの主催するオンラインサロンに入っています。
日本最大のオンラインサロンで、会員数はもうすぐ5万人になろうとしてます。
月額1,000円なので単純計算で5,000万/月の売り上げがあることになります。
年間で6億円。
ビジネス系オンラインサロンなので、会員には経営者の方も多いようですし、行動が早い方も多いです。
正直言って会員層が良いと思います。

ちなみに、オンラインサロンと言うと「宗教じゃね!?」な事を言う人がいますが……
宗教を語れるほどの知性があるのか甚だ疑問であるし、宗教を悪のように言う人も居ます
ん?君らは教会や神社を破壊してるのか!?警固神社のお稲荷さんを破壊したのはオマエらかぁ!等と、揶揄いたくなります。
宗教がそんなに簡単に作れるなら、世界はとっくに平和になってるんじゃないかな

良い事づくめに思える「オンラインサロン」ですが、実際は「有料ブログ」です。
有料メルマガとの違いは、コメントを会員が共有できる事です。
有料メルマガでも返信は可能な場合がありますが(ほぼメーリングリスト)、共有は難しいでしょう。
トップダウン型の有料配信でレスを共有できるって感じです。
もっと水平にするのであれば、有料会員制のSNSにですね。
なのでオンラインサロンはトップが有益な投稿をする事が大前提になります。

ここからが本質なのですが「お金をとれるレベルの投稿を、定期的に(ほとんどの場合は毎日)発信できるか?」と言う事になります。
Youtuberだとがわかりやすいかもしれません。
子供の『なりたい職業1位』です。
「Youtuberって面白可笑しい事して広告費が入ってラクそうだなぁ」と思って始めたけど、全然儲からない……とよく聞きます。
Youtubeの場合、広告費が入ってくるのはフォロワー1,000人以上で年間視聴時間が4,000時間以上です。
この条件をクリアしているのは全体の5%だそうです。

色々頑張って動画を作っても、評価されない事がほとんど。
かなり厳しい。
オンラインサロンも同様のようです。
開設したは良いけど、人が集まらない。
手間がかかるだけで、割が悪い。

入会者が増えるような価値のある文章を書ける人は少ないようです。
『自分の持ってるノウハウを投稿すれば、興味を持つ人はいるはず……』
当然の考えだと思います。
今まで頑張って仕事をしてきた時間は有益のハズです。
それに価値が無いはずがありません。
でも、価値を見出されない。
それは『プロダクト・アウト』だからだと思います。

『プロダクト・アウト』と『マーケット・イン』
簡単に言うと
『自分の良いと思うもの』を出すのが『プロダクト・アウト』
『市場が求めているもの』を出すのが『マーケット・イン』

『プロダクト・アウト』の代表的なものは「ゴッホの絵画」です。
本人は良いと思って描いてるのだけど、生涯1枚しか絵が売れなかった(諸説あり)そうです。
市場が求めてなかったのでしょう。
ゴッホの絵画が市場が求める時代になったら途端に高値で取引されるようになる。
没後に評価が上がる画家が多いのは、こういった背景があるからでしょう。
一時期家電量販店に並んでた『3Dテレビ』もプロダクト・アウトですね。

『マーケット・イン』の代表的なものは「何でも屋」かと思います。
庭の草むしりから買い物、引越しの手伝い等、ニーズに合わせてサービスを提供するタイプ。

プロダクト・アウトは好景気に求められ、マーケット・インは不景気時に求められる。
新型コロナウイルス影響で、一気に不景気に突入した現在に求められるのは『マーケット・イン』でしょう。

飲食店がテイクアウトを始める、ロックバンドがライブを動画配信する。
これは時代に対応した動きだと思います。
ただ、普段の仕事を延長させた『プロダクト・アウト』ではないでしょうか。
求められてるのは、まだ誰も知らない形なのかもしれません。
『マーケット・イン』を意識しつつ、今のビジネスを見つめなおすと何か活路が見えてくるのではないでしょうか。

まとめると、オンラインサロンが成り立つぐらいの有益な記事をマーケットを意識しながら書くのは、簡単なことじゃない。と言う事。
オンラインサロン自体をもっとマーケット・インさせればまた形は変わってくるのでしょうが、それには時間と労力がかかるかなと思います。

まぁ、美味しそうな話は色々あるけど、簡単じゃないよねって事です。

本日も、長文にお付き合い頂きありがとうございました。
私も、自分のプロダクトとマーケットを見直しているところです。
しばらくは苦しい状態が続くかもしれませんが、一緒に頑張りましょう!